樋口了一インストアライブatたまプラーザ&阿佐ヶ谷
朝、いつもの時間に目が覚めて、テレビをつけると今日はあいにく雨模様らしい。
あちこち移動するのには向いていない天候なので、当初の目的地へと直行することにする。
電車を乗り継いで到着したのは、たまプラーザ。なぜここに来たのかというと、このためである。樋口了一さん久しぶりのインストアライブである。ミニアルバム「了~はじまりの風~」発売を記念したインストアライブは、この日が初日。
関西方面ではこの日の朝情報が発表され、鳳と尼崎で開催されるとのことだが、日程的に仕事で行けない。その代わりというわけではないが、今日はこのたまプラーザとその後行われる阿佐ヶ谷へも参戦することにした。
ライブ開催場所はなんと屋外!この天気での屋外はかなり厳しい。
ステージ上にはテントが設営され、出演者の「雨対策」は万全。準備中は雨も上がっていたのだが、リハーサルの途中から雨が降ってきた。
設置されたいすの後ろにテントが設営され、立ち見なら雨をしのぐことができるようになったが、前のいすに座るなら自ら雨対策をしなければならない・・・というわけで傘を差して着席。
リハーサルでは「春」「咲ける花」「1/6の夢旅人2002」「のぞみ」「手紙」を演奏。
リハーサル終了後にはBGMがアルバム「了」から1/6のリピートへ。合間にインストアライブの告知が入り、今日は「了」以外の樋口さんのCD購入でもサイン会に参加できるとのこと。
開始時間が迫るにつれて、雨はやむ気配はないが、後ろのテントや周りの建物の下にはお客さんが集まってくる。
そして14時になり、樋口さんとサポートギターの森竹忠太郎さんが登場!インストアライブのスタートである。
樋口さんは「久しぶりのインストアライブということで、気合を入れたら雨が降るんです。大泉君と一緒で(笑)」とまずは客をつかんで(?)、アルバムの1曲目に入っているこの曲から。
M1 春
曲が終わると、今回のミニアルバムタイトル「了」についての解説。ここで樋口さんは、大泉洋さんが「大泉了」になっていたかもしれないというエピソードを披露。
大泉さんが生まれる前に、「了」という名前をつける予定だったのだが、先にお母さんの妹さんに子供が生まれて、そちらのお子さんが「了」と名づけられたので「洋」になったとのこと。
話は戻り、「了」というタイトルはもともと樋口さんのお父様が樋口さんにつけようと思っていた名前で、それを「了」だと樋口家が終わってしまうという意味にも取られるから、これから始まるという意味をこめて「一」をつけたらどうかという意見を取り入れて「了一」になったという話から、樋口さんのお父様がなくなられた直後から今回のレコーディングが始まり、その最中にずっと頭に残っていたそうで、タイトルを決めるときにスタッフに経緯を説明してこのタイトルになったとのこと。
このアルバムにはいろんな「終わり」と「始まり」の歌が収められているともおっしゃっていた。
次の曲は詩人の竹内めぐみさんの詩に曲をつけたもの。もともとはさびの部分だけの詩で、その後竹内さんに依頼して詩を拡げてもらった曲。
M2 咲ける花
この曲は個人的にもぜひCDにしてほしかった曲なので、大変うれしい。樋口さんもようやくアルバムに入れることができたとおっしゃっていた。
続いては、今回のみにアルバムを作るきっかけになった曲。ポストマンライブで訪れた介護施設の方からいただいた手紙を基に作った曲で、作っているうちに涙が止まらなくなって、この曲ならいろんな人たちにちゃんと届く曲になると思ったそうである。
M3 のぞみ
ここで少しご自身の病気の件について語られた後、次の曲へ。(盛り上がって)爆発する前に一度深く潜行します、この曲を歌うことでいろんな人に出会えた、長い曲なので聴きながら皆さんの想いを広げてほしい。
M4 手紙~親愛なる子供たちへ~
そして最後は、予告どおり盛り上がる曲へ。神奈川県の方にはおなじみの曲(というと一部客席が反応w)、いつもの水曜どうでしょうの話をして、数字は来年以降この数字を叫ぶこともないだろうからということで!
M5 1/6の夢旅人2012
コール&レスポンスは、神奈川・たまプラーザ・みねお(ステージ前のいすに座っていた方のお名前)・福島・東北。
最後に12月6日の7thFLOORでのライブの告知とサポートギター森竹さんのメンバー紹介をして14時41分ライブ終了。
その後サイン会となり、ライブ前に購入した「了」を持って樋口さんのもとへ。
挨拶をすると「いつもありがとう」とおっしゃる樋口さん。
いえいえ、ありがとうというのはこちらの台詞ですよ!と思いながらも、サインをいただき、握手。
大阪のインストアにはいけないが、大阪でいつものメンバー(笑)が待っていることを伝えて終了。
続いては阿佐ヶ谷へ移動。今度の開催場所はエキナカのCDショップ&カフェなので雨の心配は要らない。
普通にコーヒーを飲んでいるお客さんもいる中でリハーサル開始。
リハーサルでは「春」「手紙」を演奏。
樋口さんは大学時代の先輩が来ているのでやりにくいけど、それも含めて楽しんでやりたいといって一旦引っ込む(といってもCDショップの中を森竹さんたちとうろうろされていた。普通にCDを買いに来たお客さんにしかみえないw)。
そして17時30分になり、再び樋口さん&森竹さんが登場してライブスタート!
阿佐ヶ谷という場所は、樋口さんの大学時代の知り合いがたくさん住んでいた場所で懐かしい雰囲気があるとのこと。
その流れからか、1曲目に関するエピソードを語る樋口さん。この曲ができた年に、大学の軽音楽部の仲間が交通事故に遭い、助からないか助かったとしても植物人間状態になるといわれるほどの大怪我をされて、そのとき樋口さんたちは「念を送る」という行動を取り、その結果春に意識が戻り、今では元気にピアノを弾いていらっしゃるという。そしてその吉報の2週間後に長男(一郎君)が誕生したというそんな時期に作られた曲。
M1 春
CDに収められたこの曲は久しぶりのバンドサウンドとなっているのだが、最初のアレンジはかなりのどかな感じだったそうである。それを樋口さんが「荒ぶる春」にしてほいしいと最初からやり直しを依頼して、2日寝ないでアレンジしなおした曲とのこと。
曲が作られたのが熊本、アレンジされたのが北海道(アレンジャーの本田優一郎さんは網走在住)、レコーディングされたのが東京と、日本を大移動してできた曲でもある。
続いての曲は、ようやくアルバムに入れることができた曲、詩のワンフレーズに曲をつけてそこから詩を拡げてもらった。
M2 咲ける花
詩人の書く詩は心に残って離れない、自分にはそんな詩は書けないという。
続いてアルバムタイトルについてのエピソードを語った後、アルバムを作るきっかけとなったこの曲へ。
M3 のぞみ
続いては、今から5年前にできた曲、未だ作詞者は不明で、ポルトガル語で歌ってみたがまだわからないとのこと。「悲しいことではないんだ」という自分で書き加えた詩について、書いた直後にお父様からその視と同じような内容のことを言われたというエピソードも語っておられた。
M4 手紙~親愛なる子供たちへ~
この曲を作るときに、大学時代にやっていたブラックミュージックの「フィラデルフィアソウル」がふと思い浮かんで、最初の8小説が出来てからはスムーズに曲を作ることが出来たということも語られていた。この歌は「終わらない命の希望の歌」である。
最後は元気の出る曲!
M5 1/6の夢旅人2012
コール&レスポンスは、阿佐ヶ谷・阿佐ヶ谷ダイヤ街・東北
最後は7thFloorライブの告知とサポートギター森竹さんのメンバー紹介をして18時25分ライブ終了。
終わりの時間が決まっていないということでいつもよりMCも長めで、全体の時間も長めとなったようである。
明日は仕事ということもあり、終演後のサイン会参加は見送り、改札を抜け、電車を乗り継ぎ、新幹線に乗って帰宅の途へとついた。
久しぶりの樋口さんの生歌は、やはりよいものであった。アルバムの曲はラジオで聴いたときとはまた違って聴こえ、もちろんCDよりもすばらしい。
次は12月6日の渋谷・7thFLOORでの久々の定例ライブで拝聴できるはず。今から楽しみである。
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