「クハネ1304」に泊まってみた
今年入って初の3連休が取れたので早速旅に出た。
往路はモブログでもUPしたとおり「バス」。
大阪と東京を結ぶ「東海道昼特急号」に乗り込み、乗車すること約8時間半で新宿駅に到着。
中央・総武線の電車に乗り換えて到着したのは本日の宿がある秋葉原。
いつもなら大浴場のあるホテルを選ぶのだが、今回は秋葉原駅のすぐそばにある「秋葉原ワシントンホテル」を確保している。
このホテルに1室だけある特別な部屋に泊まるためである。その部屋には「クハネ1304」という名前がつけられている。
「鉄」の方ならこの名前の意味はもちろん、この部屋がどういう部屋かご存知だと思うが、知らない方のために簡単にご説明しておく。
まず、「1304」は「鉄」とはまったく関係がない。13階にある部屋という見たままの意味である。
問題は「クハネ」である。これは鉄道車両につけられている記号からきている。
「ク」とは運転台がついている車両を指している。
「ハ」とは普通車を指している(グリーン車なら「ロ」である)
「ネ」とは寝台車を指している。
つまり「クハネ」とは「運転台がついている普通寝台車(B寝台という」を指していることになる。
「ホテルの部屋で運転台がついてるってそんなのありえない!」
それがここではありえるのだ。では早速部屋に入ってみることにする。
扉の横には「クハネ1304」の表示板がある。
そして部屋の中には・・・
ほら、運転台が2つもあるでしょ?
この運転台は、鉄道模型を運転するためのもの。そう、この部屋は鉄道模型の運転を楽しむことができる特別な部屋なのである。
部屋に設置された鉄道ジオラマは、面積4平方メートル、線路の総延長約30メートル。高架と地上の2複線が用意され、一度に4つの列車を走行させることができる。
中央に秋葉原駅周辺の町並みが再現され、右手には東京スカイツリー、左手には東京タワーが配置されている。
早速持参した鉄道模型を線路に載せてみる(ちなみにホテルでも有料の車両レンタルがある)。
地上線には急行型気動車(キハ28・58・65)とDE10+旧型客車2両、高架線には富山ライトレールと特急気動車(キハ187)・・・このレイアウトにはミスマッチだなあ(苦笑)
でも、自宅にはこんなレイアウト(鉄道ジオラマは「レイアウト」とも呼ばれている)はないし、線路の後片付けを気にせず好きなだけ模型を走らせることができるというのは、なかなか気持ちがいい。
またこの部屋にはこの巨大ジオラマのほかにも鉄道に関するものがいろいろ設置されている。
例えば、部屋の入口にはこんなポスター。
九州新幹線開業のポスターである。思わずあのCMソングを口ずさみたくなる。
テーブルには時刻表(ちょっと古いのが難点)
ディスプレイ棚には、鉄道模型がズラリ並んでいる。
書籍やDVDも置いてある(DVDプレイヤーもあるので部屋のテレビで見ることができる!)
そして、部屋のあちこちに列車のヘッドマークステッカー。
洗面所にはこんなコネタ(?)も。
天然水かよ!
部屋はいわゆる「トレインビュー」
東北縦貫線(上野-東京間)の工事の進捗状況がよく分かる。
部屋にいる間はずっと「鉄分補給」が出来るこのお部屋、一番のネックは「お値段」だろうか。
通常価格は平日23,000円 土曜・休前日25,000円。秋葉原ワシントンホテルのウェブサイトから素泊まりプランを予約すると、15,000円で宿泊できる日もある(日によって変動)。ちなみに今回は17,000円であった。いつも利用するホテルなら3泊出来る価格である。チェックアウト時に次回利用時の割引券(5,000円割引・期限あり)がもらえたので、もう一回くらいは利用してみようと思う。
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