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2013.06.04

毎年恒例「技研公開」の前に「キューロク」を見に行く旅

毎年5月末に行われるNHK放送技術研究所のイベント「技研公開」、もちろん今年も行く予定を立てていたのだが、どうせ東京まで行くのならついでにどこかに立ち寄ろう(ブログのネタにもなるし)と思い、あれこれ考えていたものの、どうも「これ!」という決め手がなく、無計画のまま行こうかと思っていたある日の朝、NHKのニュース番組である施設の特集映像が流れていた。それを見た瞬間、「これや!」と一目で気に入り、すぐさまネットで調べて、行程を組み、旅立ちの日を迎えることとなった。
旅の始まり、最近は「深夜バス」で出発することが多いのだが、今回はモブログでもUPしたようにこちらの列車で出発した。2013052930mookaandnhk_5「サンライズ出雲・瀬戸」である。
いまや大阪から乗車できる定期寝台列車はこの「サンライズ」のみとなってしまった。ずいぶん前に初めて乗車したときは、奮発して「A個室」に乗車したのだが、今回乗車したのは、この「サンライズ」ならではの設備である「ノビノビ座席」。2013052930mookaandnhk_62階建ての車内は、フェリーの2等船室のようなカーペット敷きになっており、頭の部分に少し仕切りがある。指定されたのは1階の一番端。一方は壁なので、ちょっと安心感がある。
薄いシーツのような毛布にくるまり、事前に購入しておいた小さな枕を頭にして(枕は常備されていない)、横になる。
完全フラットなので、楽なのかなと思っていたのだが、やはりベッドとは違って「固い床」なので、寝心地はよくない。深夜バスの3列シートの座席と比べると、あちらは体がずり落ちたり、足をきちんと伸ばせなかったりするので、いい点悪い点をプラスマイナスすると、ドローといったところか。
あまり眠った感じがしないまま、目が覚めるとすでに列車は熱海に到着。ロールカーテンを開けて、朝日に輝く海や景色を眺めながら、東京駅に到着。
すぐに京浜東北線に乗り換えて上野駅に向かい、上野駅からは「フレッシュひたち」で取手駅へ。ここから関東鉄道に乗り換える。2013052930mookaandnhk_21
途中水街道駅で列車を乗り継いで終点の下館駅へ。さらに真岡鉄道に乗り換えて、ようやく目的地である真岡駅に到着。

2013052930mookaandnhk_31駅舎がSLをモチーフとしたデザインになっている真岡駅、その駅のすぐそばに同じようなデザインの建物が建っている。2013052930mookaandnhk_85この建物は、2013年4月28日にオープンしたばかりの「SLキューロク館」である。
キューロクとは、9600形という蒸気機関車の愛称で、大正時代に製造されていた主に貨物列車を牽引していたSLである。2013052930mookaandnhk_58
普段はこのように建物の中で保存されているのだが、日曜・祝日にはなんと「自走」するとのこと。といっても石炭をくべて蒸気で動くのではなく、圧縮空気を動力源として走る。鳥取の若桜鉄道のSLと同じである(若桜鉄道のSLについての記事はこちら)。
残念ながら訪れたのは平日なので、動く姿を見ることはできなかったのだが、いつか機会があれば動いているキューロクを見てみたい。
キューロク以外にも、ここにはユニークな車両が展示保存されている。
例えば、キューロクの後ろにつながれたこの客車。2013052930mookaandnhk_52スハフ44という客車なのだが、実はこの客車は以前別の場所で出会っている。
この車両がいたのは、青函連絡船「羊蹄丸」の中。以前愛媛県新居浜市に解体前の羊蹄丸を見学した際に展示されていたのである(そのときの記事はこちら)。
そのときは車内には立ち入ることができなかったのだが、今回は中に入ることができた。2013052930mookaandnhk_38建物の外には、貨物車や車掌車、さらにはキハ20型気動車も展示されている。

2013052930mookaandnhk_652013052930mookaandnhk_722013052930mookaandnhk_74_3これだけの施設が何と入館料無料!なんだか申し訳ないので、キューロク館オープン記念の入館記念証と真岡駅入場券が台紙にセットされているものを購入。
続いて、真岡駅の建物内にある「真岡市情報センター」に立ち寄る。こちらの4階には「SLギャラリー」が設置されており、Nゲージのジオラマや、SLの模型、国鉄時代の鉄道部品などが展示されていた。2013052930mookaandnhk_95_22013052930mookaandnhk_96_22013052930mookaandnhk_992013052930mookaandnhk_102

こちらも無料で見学が出来る。
2つの施設を見学し、十分に「鉄分」を補給できたところで、再び真岡鉄道と関東鉄道を乗り継ぎ、今度は守谷駅でつくばエクスプレスに乗り換えて、秋葉原駅へ。
久しぶりの秋葉原で、少しうろうろしようと思ったところ、雨が降り出して思うように身動きがとれず、予定よりかなり早めに宿に到着しこの日は終了。
翌日朝、電車とバスを乗り継いで当初の目的である「NHK技研公開」を見るためにNHK放送技術研究所に到着。2013052930mookaandnhk_112公開初日、それも開場時間からそれほど経っていないこともあってか、入ってすぐの展示(NHKイチオシのハイブリッドキャスト)コーナーは大混雑!なので、さらっと通り抜け、音響一体型の145インチスーパーハイビジョンディスプレイや、Twitter解析技術といった興味のある展示に絞り込んで見て回った後、毎年楽しみにしている「スーパーハイビジョンシアター」へ。
昨年同様今年も技研講堂での上映である。今年のコンテンツはロンドン五輪のダイジェストとリオのカーニバル。高精細で立体感のある映像と22.2マルチチャンネルの迫力のある音響に圧倒されつつも、初めて技研公開を見に来たときに見た映像(たしかSLか何かの走行シーンだったように思う)の衝撃には勝てないなあと思いながら10数分の映像を見終わり、その後は、体も疲れていたので特に寄り道することもなく新幹線で帰宅の途へとついた。
本来の目的であった「技研公開」よりもそのついでであったはずの「SLキューロク館」がかなり楽しめたという「本末転倒」な旅であった(まあ本末転倒になるのはいつものことだが)。

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