新津鉄道資料館に行ってきた
「旅に出ます!」の記事からはや1週間、旅の記憶が薄れないうちに記事にしておく。
夏の繁忙期がひと段落したので、旅に出ることにした。
火曜日の夜、深夜バスに乗ってまず向かったのは富山。
定刻より早めに富山に到着したので、予定より早めの列車に乗ってさらに北へ向かう。
来年春開業の北陸新幹線の高架を見ながら、列車を2本乗り継いで到着したのは新津駅。
新津は信越本線・羽越本線・磐越西線の三線が交わり、昔から鉄道の要所として栄えてきたこともあり、「鉄道のまち」をアピールしている。
駅前から続く商店街にはこうしたバナーのほかにこんなものも設置している。
自分のお店とその両隣のお店が記された看板が駅看板を模したものになっている。
そしてこの看板を頼りに歩くこと数十分、たどり着いたのがこちら。
今年(2014年)7月にリニューアルしたばかりの新津鉄道資料館である。入館料300円を支払い、館内へ。
館内に入ってすぐ右手は、「鉄道のまち新津」の歴史がわかる展示コーナー。
SL全盛期の新津駅のジオラマや、懐かしい国鉄時代の自動券売機、列車のサボなどが展示されている。
「鉄道のまち新津」のコーナーを出て次の展示は「鉄道の技術と新潟・新津」。
ここでは、蒸気機関車、ディーゼル機関車、電気機関車等の仕組みが実際の部品や模型、パネルで紹介されている。
また、列車運行を支える信号機やタブレット、貨物輸送にかかわる設備なども展示されている。
車両に関しての展示では、在来線車両と新幹線車両の車輪や、座席(急行「佐渡」の座席と200系新幹線の座席)、新幹線の運転席座席などが展示されている。
その先には、この地にあった「新潟鉄道学園」についての展示「鉄道人を育成する」で、実際に使われていた教材が展示されている。
パンタグラフは運転席から操作できるようになっていた。その隣には、運転シミュレータが設置されており、子供たちがかわるがわる挑戦していた。
展示はさらに奥へと続いている。次の展示は「新潟・新津の人々と鉄道」。
国鉄に関する展示では、特急「とき」の側面についていた「JNR」マークや、車内に設置されていた鉄道地図などが展示されている。
その隣には、お召し列車に関する展示。その奥には上越新幹線のトンネル工事に関する展示があり、トンネル貫通部分の石も展示されていた。保線作業の道具や、除雪車の模型などの展示もある。 「役割を終えた路線」コーナーでは、赤谷線・魚沼線・蒲原鉄道・新潟交通など、廃線となった鉄道に関する展示がある。 その隣には「コレクション展示」コーナーとなっており、資料館が収集してきた資料の一部が展示されている。 続いて2階へ向かう。「パノラマ展示室」には、HOゲージのジオラマが展示されており、その周りにはイスがテーブルが置かれ、休憩コーナーにもなっていた。企画展示室では企画展「C57近代日本の旅客輸送を支えた名機関車」が行われていた。
現役時代のC57の写真が多数展示されているほか、日本各地で保存されているC57の写真や保存場所の地図もあり、全国各地でC57が保存されていることがよくわかる。「よみがえるC57」では、山口線で活躍する1号機と磐越西線で活躍する180号機について紹介されており、180号機については引退・保存展示から復活までのプロジェクトを追った映像が流れており、思わず座って最後まで見入ってしまった。再び1階に降り、屋外の展示コーナーへ。ここには200系新幹線とC57が展示されている。その隣には、腕木信号機や急行「佐渡」の台車なども展示されている。 かなりの「鉄分」補給を終え、再び来た道を新津駅へと戻る。バスの時間が合わず、往復ともに徒歩となったが、普通の人には絶対お勧めしない(苦笑)。ちなみに、翌週(8月27日)にはイベント「夏休み「鉄道の街にいつ」で鉄道三昧!」が行われ、新津駅と鉄道資料館、新津運輸区・J-TREC新津事業所を結ぶ無料のシャトルバスが運行されていた。スケジュールの都合で1週前にしか訪問できなかったので仕方がないのだが・・・。新津駅には、鉄道資料館のサテライト施設があるので、そちらへも立ち寄ってみる。
その後、新潟駅へ向かい、小嶋屋のへぎそばを昼食としていただく。
さらに本日の宿のある富山まで列車を乗り継いで移動し、この日は終了。
深夜バスで到着してから、電車乗り継ぎ&炎天下の徒歩移動と、結構体に負荷のかかる旅であった。
もちろんこれで旅が終わるわけではなく、翌日も旅は続くのだがそれはまた次の記事にて。
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