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2014.09.04

ボンネットバスに乗って幻の「五新鉄道」をたどってみた

奈良県五條市と和歌山県新宮市を結ぼうと計画された鉄道路線「五新鉄道」の一部が、バス専用道として使われていることは、鉄道ヲタならびにバスヲタにはよく知られている。その専用道を使ったバス路線が2014年9月末で休止になるとのこと。
「これはなくなる前に乗りに行かねばなるまい!」
そう思っていたところ、そのバスを運行している奈良交通が面白い日帰りバスツアーを企画していた。その名も「懐かしのボンネットバスで行く幻の五新鉄道」参加費も2,000円と激安だったので、すぐ申込みしたものの、最初の予約は満席でとれず、2回目の予約でようやく席を確保することができた。
参加当日、電車を乗り継いでJR和歌山線の五条駅へ。

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駅で待つことしばし、大きなエンジン音とともにボンネットバスがやってきた!

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昭和41年製造のいすゞ製のバス(BXD30)とのこと。
乗車時に参加記念証明書を受け取り、バスへ乗り込む。満員の乗客を乗せてバスは出発。
一般道をしばらく走った後、いよいよ五新線部分へと入っていく。

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急な坂を上り、五新線に入ると鉄道路線らしい緩やかなカーブの道が続いている。

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一般道との交差部分は、線路で組まれた柵があり「鉄道」らしさを残している。さらにこんなものも残されている。

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遮断機の残骸である。バスが頻繁に走っていた頃は実際に使われていたようである(ちなみに現在は1日5往復)。
さらに進んでいくと一つ目のトンネルに進入。

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このトンネルの中にも鉄道らしさを残すものがあるということで、わざわざバスはその場所で停車。

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路線の起点からの距離を表すキロポストである。通常の路線バスならトンネルの中で止まることなどありえない。ツアーだからこそできることである。
この先でもバスは撮影できるようにと道の途中で停車。

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再びバスに乗り込み、いくつかのトンネルや橋を通り抜け、乗車時間約40分で五新線部分の終点・城戸に到着。

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ボンネットバスの撮影会が始まるのを横目に、五新線の「その先」を見に行ってみる。

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トンネルは封鎖されていたが、そこへ続く高架部分は町役場の職員専用駐車場となっていた。

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下から高架部分を見てみると、コンクリート部分が真新しく見える。しかし、この上に列車が走ることはない。
バス停へ戻る途中、看板の中に「JR城戸駅」の表記を発見。

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奈良交通の前は西日本JRバス(その前は旧国鉄)が運行していたので、他にも昔の名残があるかもしれないと思い、待合室の中へ入ってみると・・・JRマークの入った吸いがら入れがあった。

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ピンクのラインが入っているので、西日本JRバスのものと思われる。今やどこも「禁煙」なので、吸いがら入れ自体が珍しい存在である。
外ではボンネットバスの撮影会が続いていた。

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車内も撮影できるとのことで、運転席部分を撮影。

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クラッチペダルの左にあるスイッチは、ヘッドライトの切り替えスイッチとのこと。
車内の撮影を終えて外に出ると、今度はボンネットを開けての撮影会。

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車両製造当時のものとは入れ替えているがかなり古いエンジンとのこと。
撮影会も終了し、バスは来た道を戻っていく。

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もちろん帰路も途中で停車して撮影会の時間が設けられている。

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極めつけは、行きに見つけた遮断機があった交差点で、走行するボンネットバスを撮影するというもの。

多くの人が動画撮影をしていた。
そしていよいよ五新線も終わり、一般道へと入っていく。

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一般道への合流タイミングを計っていると、一台のバスが前を通過していく。

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そのバスの後ろに入るボンネットバス・・・前を走るバスはなんと!日本最長距離を走る路線バス「八木新宮特急バス」であった!

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車内からは「外から撮りたい!!!」の声があちこちから挙がる。道路沿いでボンネットバスが来るのを待っていたカメラマンもあわててシャッターを切っていた(特急バスの中から撮影する人も見えた)。
しばらく2台で走り、特急バスは右へ、ボンネットバスは左へと分かれていく。

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ボンネットバスの向かった先は、五條の名物・柿の葉すし「たなか」本店。

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ここでしばしお買い物タイムをとった後、バスは五条駅に到着。

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王寺・奈良方面・和歌山方面いずれのJRにも無事乗り継ぐことができる時間に到着となった。
以前から乗ってみたかった五新線、それに珍しいボンネットバスにも乗れるというこのツアー、9月末に追加のツアーが企画されているとのこと。詳しくは奈良交通のウェブサイトでご確認いただければと思う(2014.9.4時点ですでに満席の日もあるようだ)。

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