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2016.02.13

樋口了一定例ライブ@渋谷7th FLOORに行ってきた(2016.2.11)

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2016年2月11日、渋谷の7th FLOORで樋口了一さんの久しぶりの定例ライブが行われるという情報がメールで届いたのは、昨年12月のことだった。当然のことながら「これはいかねば!」と思ったのだが、開催日を見ると建国記念の日で祝日・・・土日祝は基本仕事の身ゆえ、参加を断念せざるを得ないと思っていた。
だが、曜日を確認すると木曜日・・・平日であれば公休日にあたる日であることに気が付き、いろいろ調整した結果、参戦できることになった。
またいつものごとくライブ参戦までには「立ち寄り」をしてきたのだがそれはまた別の記事にするとして、開場時間の17時過ぎに会場へ到着。メモを取りやすいように、会場隅の照明がすぐ近くにある場所に席を確保し、開始の時を待つ。
17時51分、見覚えのある方がステージへ・・・樋口さんのライブのサポートギターといえばこの方、森竹忠太郎さんである!そこに女性が一人ステージに立ち、オープニングアクトがスタート。この女性は、ザ・ミリバール3というバンドのボーカルを担当されているMEGUさん。オリジナル曲を2曲演奏していかれた。

オープニングアクトが終わると、時刻は18時少し過ぎ、森竹さんとピアノにこれまた樋口さんのライブのサポートピアノとして久しぶりの登場となる山根秀一さんがステージに。
そしてついに樋口さんが登場!!
「久しぶりですね」と樋口さん。定例ライブは「株主総会」だとか、鹿の電飾飾りを見て「シカでした!」とか、大泉洋さんの大河の話とかいろんなネタを交えつつ、森竹さん・山根さんのメンバー紹介もして(バンド名はチュートロウイークリーらしい)、まずは懐かしい曲をとこの曲でスタート!
M1 桜street
M2 Let's talk about love
M2の途中には「センテンススプリング」などという今話題のキーワードも取り込んでいた(苦笑)。

会場には地下鉄銀座線で来たという樋口さん、乗車している電車が青山一丁目、赤坂見附と進んでいったので「いや、次渋谷だろ!」と思ったそうだが、逆向きの電車に乗っていたとのこと。何とか正しい方向の電車に乗り換えて、渋谷についたら、さっぱり浦島(太郎)で、「ヒカリエってなんだろう?」と思いながら全然違う方向に進んで行ったり、「ハチ公広場」の文字に泣けたりと紆余曲折の末たどり着いたようである(笑)
1曲目・2曲目はアルバム「Lives」からの曲で、当時はメロディを詰め込もうとしていたそうである。
続いての曲は、朝花の続編ともいうべき曲。
M3 ふぇん風よ
ここで確か昨年亡くなられたお母様のエピソードを話されていたように思う。
続いての曲は、坂口安吾の「桜の森の満開の下」からタイトルをとったという曲。
M4 桜の森
ここで娘さんの寝る前に娘さんからお題をもらって作り話を語るという話をされていたように思う。自分で作っている話なのに泣きそうになり、娘さんまでもが泣きそうになることのあるとのこと。あと、最近「火花」を読んで物語そのものに癒されたというお話もされていた。
次の曲は、初めてカバーする曲で、近くて遠い存在の宇多田ヒカルさんの曲。というのも、宇多田さんも樋口さんも東芝EMI時代のプロデューサーが同じとのこと。
M4 誰かの願いが叶うころ
ここで森竹さん、山根さんが「お色直し」(笑)のため退出。ちなみに樋口さんは森竹さんの結婚式の仲人をされたそうで、結婚式では「ハトのおよめさん」(樋口さんバージョン)を流したとのこと。

ここからは、村上ゆきさんが登場し、エンドレスライスのコーナーへ。
M6 ドーナツのうた
途中でなぜか「巨人の星」のメロディが入った。確か以前聞いたときは「かあさんの歌」だったような気がする(その時の記事はこちら)。
続いてゲストを呼び込む。TBSの番組「Sing!Sing!Sing!」の2ndシーズンで最後まで残ったという大分県出身の小田夢乃(こだゆめの)さん。樋口さんいわく、「昭和のにおいがする」とのこと。小田さんは樋口さんの曲をカバーで歌っており、ここでそれを歌う。
M7 ぼくたちは
小田さんは東京に出てきて本格的にライブ活動を始めたばかりとのこと。
続いてもゲストを呼び込み。この方も樋口さんファンにはおなじみであろう、古澤剛さんである。
次の曲は、古澤さん・村上さん・樋口さんの3人のコーラス中心で。
M8 朝花
1コーラス目は古澤さん、2コーラス目は村上さん、3コーラス目は樋口さんがメインで歌っていた。
この後、どういう流れだったか忘れたが、ラジオの収録についての話になり、樋口さんが1時間30分くらい収録するのに大幅にカットされるという話をされ、カットした部分だけを聞くイベントをやりたいと話されていた。
それから、先日の熊本CIBのライブで聴いた「もっこすマン・イン・トーキョー」を少しだけ歌われていて、客席からの反応が良いことに少し驚かれていた様子(熊本の地元ネタ満載なので知らないとわからない)。
続いての曲は、樋口さんいわく、村上さんが歌うことでいい曲になった曲。
M9 なみだいけ
ここで村上さんが退出し、森竹さんと山根さんがお色直し(笑)から帰ってくる。
続いての曲は、鈴井貴之さんとのラジオで募集したエピソードから生まれた曲で、鈴井さんはそのエピソードを安田顕さん主演のお芝居にしている。
M10 Words of Life
この曲は山根さんもピアノではなくギターを弾いていた。
樋口さんは、昔の曲を聴くと、当時は自分の歌が気に入らなかったのだが、今聞くと「神様がくれたギフトじゃん!」と思うそうである。でも今も自分の歌はギフトであり続けていて、自由自在にならないけれども自分に与えられたものの中で何ができるのか探している最中とも話していた。
続いての曲は、樋口さんと同じ病気を持つ方からの詩に曲をつけたもの。何通か送られてくるメールの中で、この詩を見たときに樋口さんの方から「お願いします、曲をつけさせてください」とメールしたそうである。
M11 父として
樋口さんは、以前は歌を歌っているときには伝えなければならないので自分が泣いてはいけないと思っていたが、ポストマンライブの第1回の時に、歌っている途中で嬉しくて泣いてしまった。それから歌の中におそれずに入れるようになったそうである。
次の曲は、出来た時にこの7th FLOORで初披露した曲。聴いた人から返事が返ってきて、それがボディーブローのように効いてくる。最初のころは、ラジオのMCから歌詞の中の主人公について批判的なことを言われたときに、主人公を弁護していたのだが、それをやめたことで楽になったという。
M12 手紙~親愛なる子供たちへ~
歌い終わると樋口さんは、この曲がどうなるかは聴いている皆さんにかかっているといい、「皆さんに拍手!」と拍手を観客へ向けておくっていた。この曲はどんなコンディションであっても声が出るそうである。
そしてここからは最後に向けていつものように上がっていく!
M13 春
次が本編ラストの曲となる。村上さん、古澤さんもステージに上がる。なんと全員が樋口さんのライブをサポートしたことがあるので、あの曲を全員が弾けるという!!
それから、古澤さんと安田さんの出会いのエピソードもここで話されていた。
タイトルコールは、1回目では少し力不足だったようでやり直して2回目で曲へ!
M14 1/6の夢旅人2016
曲の途中で樋口さんは、1/6の夢旅人2002が発売された直後の7th FLOORライブの時は、観客がビルを3周回るくらいいっぱいいたけれど、でも今この瞬間が最高だと言っていた!
コールアンドレスポンスは、渋谷、7th FLOOR、福島、仙台、石巻、陸前高田、女川、気仙沼、釜石、八戸、宮古、ベッキーなど。
20時22分、本編が終了し、いったんステージからはけたものの、1分も経たないうちに樋口さん、森竹さん、山根さんがステージに戻ってきてアンコールへ。
樋口さんは藤村Dが勝谷誠彦さんの番組に出ているのを見たそうで(カツヤマサヒコショーのことと思われる)、そのときの藤村Dの態度が尊敬に値すると言っていた(酒を飲みまくって、勝谷さんに「あんたも大変だね」とか言っていたらしい)。
M15 Anniversary song(UNITE2013祭バージョン)
歌い終わって樋口さんは、ふつう自分の替え歌は作らないけど、感謝を込めて作ろうと思ったと言っていた。
そして次がいよいよ本当に最後の曲となる。「人間万事塞翁が馬」であった全ての人に感謝できる人間になりたい樋口さん、「鎌田行進曲」のラストシーンのように、出演者が役とか関係なく一堂に集まる、そんな時がいつか来ると思っている。
M16 Road of the Sun
樋口さんは「また(ライブを)やりますね」と言って退出し、20時40分ライブは終了となった。
昨年は一度も参戦できなかったのに、今年は先月のCIBに続いて2か月連続での樋口さんのライブへ参戦することができた。次はもう少し近場でやっていただければなあという思いをアンケート用紙に書き記しておいた。叶うとよいのだが。

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コメント

なんともはや、細かく聴いてますねぇ。。
弾いてる側としては、ここまで「のめりこんで」もらえると、サポート冥利につきる、といったところです。
樋口さんってたぶん、歌もしゃべりも、口が勝手に動いた「出まかせ」部分は非常に少なくて、思考の後の言葉が多いので、その思考を先読みして感じて(先とはいっても、ほんの瞬間の連続ですけどね)その瞬間に同調して弾いてる「つもり」なのです。
樋口さんのステージは、その部分で大半のエネルギーを使ってしまいますので、その上での忠さんのあのクオリティは「ハンパない」のですよ。
楽しんで頂けて光栄です、のコメントでした。山根

投稿: 山根 秀一 | 2016.03.01 12:40

山根様
コメントありがとうございます。って山根さんってあの山根さんですか!?あああああありがとうございますっていうかすみませんこんなネットの片隅にお立ち寄りいただき大変恐縮でございます。
毎回樋口さんのライブは「のめりこみ」まくっておりますが、今回の7th FLOORは、「いつものメンバー」がそろっていたのでいつも以上にどっぷりのめりこむことができたのだと思っております。
また、この「いつものメンバー」でのライブを楽しみにしています!

投稿: K_S | 2016.03.02 17:08

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