2016年から8月11日が新しい祝日「山の日」となった。土日祝は原則仕事の身としては「そんなの関係ねえ!」のだが、今年は木曜日が「山の日」になり、仕事の休みと重なった。
「お、これはどこかに行けそうだ」
と思い、調べてみると福岡でハロー!プロジェクトのコンサート(通称ハロコン)が開催されることが分かった。チケットもまだ販売中だったので早速購入し、往復の「足」を検討。
「久しぶりにアレで行くか!」
と時刻表を駆使して行程を作成、宿も無事に確保することができた。
出発は前日の8月10日。昼過ぎまで所用があったため、出発は午後2時過ぎ。
「青春18きっぷ」を使用して、まずは新快速で姫路駅へ向かう。姫路駅といえばこれを食べねばなるまい。
おなじみ「えきそば」である。タイムサービスの時間だったのでお得に食することができた。
続いて乗車するのはこちら。
N700系新幹線「さくら」。早速「ワープ」である。
お盆の帰省ラッシュと重なり、車内は大混雑。乗車時間はわずかなのと次の乗り継ぎ時間がわずかのため、デッキで過ごす。
岡山駅で新幹線を降り、在来線ホームへ急いで移動。次に乗車する列車はホームにはまだ到着していなかったが、案内表示板にはその列車の発車時刻と行先が示されている。
「下関」
しばらくすると、黄色一色に塗装された電車が到着し、早速乗り込む。
岡山発下関行各駅停車、営業キロ384.7kmを7時間33分かけて走る、日本最長距離普通列車である。これに乗るために姫路から新幹線で「ワープ」したのである。
岡山駅出発時点ではまだ空席があったものの、広島県内に入り、夕方のラッシュ時間にかかり始めると車内は混雑しはじめ、岩国あたりまで混雑していたように思う。
このまま下関まで乗れば、さらに電車を乗り継いで九州までたどり着けるのだが、今回は新山口駅で下車し、駅前のホテルで一泊。
翌日朝、下関行の電車に乗り込み旅を再開。
下関駅からは門司行の電車に乗り換えて九州へ上陸。
さらに小倉で乗り換えて、戸畑駅で下車。
駅から歩くこと数分、戸畑大橋のたもとにある若戸渡船のりばに到着。
ここから船で対岸の若松へと移動する。
船内ではリオ五輪・体操の中継映像が流れていた。
若松に到着すると、さらに歩いて筑豊本線(若松線)若松駅へと移動。
駅には、この秋から営業運転を開始する架線式蓄電池電車「DENCHA」のポスターが貼ってある。
営業運転が始まればまた乗りに来なければと思いながら、やってきた列車に乗り込む。
新しい車両もいいが、国鉄時代から走っているこの車両もやはりいい。
折尾駅からは、筑豊本線の電化区間に乗り換えるのだが、そのためには一度改札を出て、少し離れたホームまで移動する必要がある。
高架工事の進む折尾駅を見ながら、「鷹見口」改札を通り、次の電車に乗り込む。
直方駅で博多行の快速電車に乗り換える。発車後、窓の外を眺めていると、先ほどポスターで見た「DENCHA」を発見することができた。
ちょうどお昼に博多駅に到着。ハロコンの開演までにはまだ時間があるので、地下鉄の一日乗車券を購入し、行くあてもなく地下鉄を乗り降りする。途中、以前から気になっていたJR九州の305系電車にも乗車することができた。
車内は、こんな感じ。
1号車のみ床がフローリングになっていて、これは「ななつ星in九州」でも使用されている南米産クルパウ材が使用されているとのこと。
また、トイレ横の車端部には木製のテーブルが設置されている。
扉には特急「あそぼーい!」のキャラクター「くろちゃん」のイラストが描かれていて、通勤用電車なのに楽しめる要素が詰まっているのは「水戸岡デザイン」の真骨頂といったところか。
そうこうしているうちに、開演時間が近づいてきたので会場である福岡市民会館へ移動。
会場内に入り、自席へ。今回の席は上手側のほぼ端、中段より少し上の席でステージ全体を見渡すことができるのでまずまず。
さて、コンサートの内容だが今回は特にメモも取らず観ることに徹していたのでレポらしいものは記すことができない。印象に残っていることをいくつか箇条書きで記しておく。
・オープニングから客席通路降臨あり。少し離れた場所ではあったが、アンジュルムの室田瑞希さんが近くに見えた。
・最初は各グループ1曲ずつ披露。
・こぶしファクトリーの安定感。
・アンジュルム「糸島Distance」の良さに改めて気づく。
・MCコーナー「ハロコロジー」、モーニング娘。'16牧野真莉愛さんの「まりあんLOVEりんです♪」の後に指名された℃-ute鈴木愛理さんが「あいりんLOVEりんです♪」と天丼してきたのはさすが。
・グループシャッフル曲はいずれもいい感じ。でも「愛おしくってごめんね」の冒頭セリフ後の盛り上がりは、オリジナルには及ばない(まあ当たり前か)。
・Juice=Juiceの「如雨露」がかなりいい曲。
・アンジュルム「大器晩成」は何度聞いてもいい曲だなあ。
・ラスト「泡沫サタデーナイト!」でも客席通路降臨あり。今度はJuice=Juiceの金澤朋子さんが近くに見えた。
・通路降臨しても何の問題も起こらない、安心安全の「ハロヲタ」、これからもそうであってほしいなあ。
約2時間でライブ終了。久しぶりのハロコンはやはり楽しいものであった。
会場から中洲川端駅まで歩き、地下鉄に乗車。博多から帰宅の途へとついたのだが、これは次の旅の始まりでもあった・・・というわけでその旅については別の記事にて。
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